メインコンテンツへ
セキュリティセキュリティ応用

楕円曲線暗号(ECC: Elliptic Curve Cryptography)の特徴として、最も適切なものはどれか。

ア.楕円曲線暗号はRSAより鍵長を長くする必要があり、安全性のためには8192ビット以上が推奨される。
イ.楕円曲線暗号は共通鍵暗号の一種で、AESより高速だが鍵共有の問題は解決できない。
ウ.楕円曲線暗号はRSAと同等の安全性をより短い鍵長で実現でき、例えばRSA 3072ビット相当の安全性をECC 256ビットで実現できる。鍵長が短いため計算量や通信量の点でモバイル機器に向く。正解
エ.楕円曲線暗号は量子コンピュータに対して耐性があるため、ポスト量子暗号として標準化されている。

解説

ECCは「短い鍵でRSA級の強度を出す省エネ暗号」。同じセキュリティ強度なら鍵長が1/10程度で済むため、CPU・電池・通信量が貴重なスマホやIoT機器で重宝されています。

なぜ ウ が正解か

ウが正解。楕円曲線暗号は楕円曲線上の離散対数問題の困難性に基づく公開鍵暗号。鍵長対安全性比が優秀で、対称鍵128ビット相当を実現するのにRSAは3072ビット必要だがECCは256ビットで済む。ECDSA(署名)、ECDH(鍵交換)として広く実装され、TLS、Bitcoin、署名鍵に使われる。

なぜ ア は間違いか

ECCは「短い鍵で同等強度」が最大の特徴。8192ビット推奨は誤りで、ECC 256ビットがRSA 3072ビット相当で十分実用的とされる。

なぜ イ は間違いか

ECCは公開鍵暗号であり共通鍵暗号ではない。AESとは目的(公開鍵 vs 共通鍵)が異なる。鍵共有問題の解決はECDHの強みの一つ。

なぜ エ は間違いか

ECCは古典的な離散対数問題に依拠するため、量子コンピュータのショアのアルゴリズムで破られる。耐量子暗号ではない。

出典: AI生成問題(学習用)