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セキュリティ

公開鍵暗号方式の特徴として適切なものはどれか。

ア.暗号化と復号に同じ鍵を使用する
イ.暗号化に使う鍵と復号に使う鍵が異なる正解
ウ.共通鍵暗号方式より暗号化・復号の処理速度が速い
エ.鍵の配送問題が解決されていない

解説

公開鍵暗号は「誰でも施錠できる南京錠」を配りまくる仕組みです。錠前(公開鍵)は誰でも持てるけど、開ける鍵(秘密鍵)はあなただけ——だから暗号化と復号に使う鍵が別々になります。

なぜ イ が正解か

南京錠(公開鍵)は世界中にばらまいてOK。送りたい人はその錠前でボックスを閉めて送ってくれます。開けられるのは、対になる秘密鍵を持つあなただけ。「閉める道具」と「開ける道具」が別物だからこそ、秘密鍵を誰にも渡さずに安全な通信が成り立つわけです。

なぜ ア は間違いか

それは共通鍵暗号方式(AESなど)の話です。同じ鍵で施錠も開錠もするので「合鍵を事前に安全に渡せるか問題」が常につきまといます——公開鍵暗号はまさにそれを解決するために生まれました。

なぜ ウ は間違いか

実は逆で、公開鍵暗号は共通鍵より処理がずっと遅いです。数学的に複雑な計算(大きな素数の掛け算など)を使うのでパワーが要る。だから実務では「共通鍵をやりとりする部分だけ公開鍵で暗号化」するハイブリッド構成が定番です。

なぜ エ は間違いか

鍵配送問題を解決したのが公開鍵暗号の最大の功績です。「秘密の鍵をどうやって安全に渡すか」という長年の悩みを、「公開していい鍵と秘密にする鍵を分ける」という発想で鮮やかに解消しました——問題が残ってるのは解決前の共通鍵の世界の話です。

出典: 基本情報技術者試験 令和5年 サンプル問題