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システム戦略

ERPを説明したものはどれか。

ア.営業活動に IT を活用して営業の効率と品質を高め、売上・利益の大幅な増加や、 顧客満足度の向上を目指す手法・概念である。
イ.卸売業・メーカが小売店の経営活動を支援することによって、自社との取引量の 拡大につなげる手法・概念である。
ウ.企業全体の経営資源を有効かつ総合的に計画して管理し、経営の効率向上を図る ための手法・概念である。正解
エ.消費者向けや企業間の商取引を、インターネットなどの電子的なネットワークを 活用して行う手法・概念である。

解説

ERPは「会社まるごと家計簿+スケジュール帳+在庫メモ」を一冊にまとめたイメージ。バラバラだった部門ごとの台帳を一元管理して、経営者が全体を把握できるようにする仕組みです。

なぜ ウ が正解か

企業には「ヒト(人事)」「モノ(在庫・生産)」「カネ(会計)」という経営資源がありますが、部門ごとに別々の帳簿で管理すると右手と左手がバラバラに動く状態になります。ERPはこれらを一つのシステムに統合し、『今、会社全体で何がどこにどれだけあるか』をリアルタイムで見える化して経営効率を上げる手法・概念です。Enterprise(企業)Resource(資源)Planning(計画)の略なので、名前に全部書いてあります。

なぜ ア は間違いか

これはSFA(Sales Force Automation)の説明で、「営業さんのIT武装化」です。ERPが会社全体を見るのに対し、SFAは営業部門だけにフォーカス——視野の広さが全然違います。

なぜ イ は間違いか

メーカーや卸が小売店を支援して自社取引を増やす、いわゆる「リテールサポート」の説明です。ERPとは関係なく、どちらかといえば取引戦略の話——仕入れ担当者がERPと混同したら大変なことになります。

なぜ エ は間違いか

これはEC(Electronic Commerce=電子商取引)の説明です。インターネットで物を売り買いする話なので、『社内の経営資源を管理する』ERPとは畑が違います。Eつながりで混乱した人、EC≠ERPと覚えておきましょう。

出典: 基本情報技術者試験 令和5年 公開問題