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E-Rモデルにおけるエンティティの特徴はどれか。

ア.エンティティとインスタンスとは、1対1の対応関係をとる。
イ.エンティティとなり得るものは、物的に実現するものである。
ウ.エンティティは、特性を表すための属性(アトリビュート)をもつ。正解
エ.異なった種類のエンティティ間の関係は、主として状態遷移として表現される。

解説

エンティティは「モノの設計書」で、属性(アトリビュート)はその設計書に書かれた「記入欄」。E-Rモデルでは、このセットが基本単位になります。

なぜ ウ が正解か

エンティティを「学生証の様式」だとイメージしてください。様式自体はひとつですが、「氏名」「学籍番号」「生年月日」という記入欄(=属性)を必ず持ちます。この「エンティティが属性を持つ」という構造こそE-Rモデルの核心で、属性があるからこそデータとして意味を持てるんです。

なぜ ア は間違いか

エンティティは「学生という型」、インスタンスは「山田太郎くん」という具体的な一人。型ひとつに対してインスタンスは何人でも存在できるので、1対多の関係です。1対1なら「学生」という概念が山田くん専用になってしまい、転校生が来るたびに新しい概念が爆誕します。

なぜ イ は間違いか

エンティティは「予約」「契約」「部門」のような抽象的な概念でも全然OKです。触れないし見えないけど、データとして管理したいものは何でもエンティティになれます。「物的に実現するもの限定」は、E-Rモデルを倉庫管理システム専用ツールと誤解したときの罠ですね。

なぜ エ は間違いか

異なるエンティティ間の関係は「リレーションシップ」(例:学生が授業を受講する)で表現します。状態遷移は「状態遷移図」の仕事で、E-Rモデルとは別の図です。図の名前に「状態」とも「遷移」とも書いてないのに状態遷移させようとする、迷子なアイデアです。

出典: 基本情報技術者試験 令和7年 公開問題