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システム構成要素

エッジコンピューティングの説明として、最も適切なものはどれか。

ア.画面生成やデータ処理をクライアント側で実行することによって、Web アプリケ ーションソフトウェアの操作性や表現力を高めること
イ.データが送信されてきたときだけ必要なサーバを立ち上げて、処理が終わり次第 サーバを停止してリソースを解放すること
ウ.複数のサーバや PC を仮想化して統合することによって一つの高性能なコンピュ ータを作り上げ、並列処理によって処理能力を高めること
エ.利用者や機器に取り付けられたセンサなどのデータ発生源に近い場所にあるサー バなどでデータを一次処理し、処理のリアルタイム性を高めること正解

解説

エッジコンピューティングは「現場監督方式」。工場で生まれたデータをわざわざ本社(クラウド)まで届けずに、現場の出張所で先に仕分けしてしまうイメージです。

なぜ エ が正解か

センサーや機器のすぐそば(=エッジ)にサーバを置いて、データを現地で一次処理するのがエッジコンピューティングの肝です。クラウドへの通信が発生する前に「いるデータ・いらないデータ」を仕分けできるので、自動運転や工場の異常検知のようにコンマ何秒を争うリアルタイム処理に強い。「現場に権限を持たせることで、本部への報告待ちなしに動ける」——これが核心の仕組みです。

なぜ ア は間違いか

これはリッチクライアント(RIA)の説明で、ブラウザ側に処理を任せてUXを上げる話。エッジとは「どこで処理するか」が違い、あちらはユーザーの手元、エッジは発生源の近くにあるサーバです。「クライアント側=エッジ?」と混同しがちですが、エッジは必ずしも利用者の端末ではありません。

なぜ イ は間違いか

これはサーバーレス(FaaS)の説明。リクエストのたびにサーバを起動・終了してコストを最適化する仕組みです。エッジもサーバーレスも「無駄を省く」思想は似ていますが、サーバーレスは「いつ動かすか」の効率化、エッジは「どこで動かすか」の最適化——方向性がまったく別です。

なぜ ウ は間違いか

これは仮想化によるサーバ統合(クラスタリング)の説明。複数台を一台に見せて処理能力を上げる技術です。エッジはむしろ逆で、一か所に集めるのではなく「分散配置して現場に近づける」発想——目指す方向が180度違います。

出典: 基本情報技術者試験 令和5年 公開問題