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基本情報技術者試験 科目Aの全体像と攻略戦略

公開 2026年7月17日・約7分で読めます

科目Aは「広く浅く」の試験です。出題範囲表を上から順に暗記しようとすると、 範囲の広さに圧倒されて途中で止まります。先に試験の構造を知り、 分野ごとに勉強の型を変えるほうが、同じ時間でも迷わず遠くまで行けます。

試験の全体像

基本情報技術者試験は科目Aと科目Bの2部構成です。科目Aは四肢択一60問を90分で解き、 知識の幅を問われます。科目Bは20問100分で、アルゴリズムと情報セキュリティを中心に 読解力と追跡力を問われます。評価は1000点満点で、両科目とも600点が合格ラインです。

CBT方式なので、会場と日程を選んで年間を通して受験できます。 「試験日から逆算して計画を組む」のではなく、 「仕上がったら申し込む」という順番が使えるのはCBTの大きな利点です。

3分野は性質がまったく違う

科目Aの範囲はテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野に分かれ、 出題の半分以上をテクノロジ系が占めます。重要なのは、 この3つが「同じ勉強法では伸びない」ことです。

分野出題の性質勉強の型
テクノロジ系仕組みの理解を問う。計算問題もここ理解型。「なぜそうなるか」を押さえると応用が利く
マネジメント系手順・役割・管理手法を問う整理型。似た用語の区別が得点に直結
ストラテジ系経営・法務の用語と考え方を問う翻訳型。カタカナ語を日本語に訳せれば解ける

たとえばセキュリティの攻撃手法は 丸暗記より「その攻撃は何をしたいのか」の理解が速く、 プロジェクトマネジメントは 似た用語の区別がほぼすべてです。分野ごとの詳しい攻め方は、 セキュリティの見取り図マネジメント・ストラテジの翻訳術で それぞれ扱っています。

おすすめの攻略順序

  1. 最初に基礎理論とアルゴリズムの土台を作る。 2進数・論理演算・データ構造は、ネットワークにもセキュリティにもデータベースにも顔を出します。 ここが曖昧なまま先へ進むと、あらゆる分野で「なんとなく解く」ことになります。 最初の壁になりやすい基数変換は別記事で丁寧に解説しています。
  2. テクノロジ系の頻出分野を回す。 ネットワーク・セキュリティ・データベースは出題数が多く、理解が科目Bにも直結します。
  3. マネジメント・ストラテジ系は試験が近づいてから集中的に。 暗記の比重が高い分野は、早くやると忘れます。直前2〜3週間で詰めるほうが効率的です。

これはあくまで標準ルートです。すでに実務経験がある分野は飛ばして、 統計ページで正答率の低い分野から 優先的に埋めていくほうが速いこともあります。

「解ける」と「わかる」は別物

科目Aは選択式なので、勘でも25%は当たります。 過去問の正答率が上がっても、「なぜその選択肢が正解で、ほかが間違いなのか」を 説明できなければ、本番で少しひねられた瞬間に崩れます。 過去問演習の質を上げる具体的な方法は 「なぜ間違えたか」で伸びる — 過去問演習の設計図にまとめました。

まずは学習ページで現在地を測るところから。 全分野を少しずつ解くと、自分の得意・不得意の地図が最初の1時間で見えてきます。

読んだら、解いて確かめるのがいちばん定着します。

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