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サービスマネジメント

システムの開発部門と運用部門が別々に組織化されているとき、システム開発を伴 う新規サービスの設計及び移行を円滑かつ効果的に進めるための方法のうち、適切な ものはどれか。

ア.運用テストの完了後に、開発部門がシステム仕様と運用方法を運用部門に説明す る。
イ.運用テストは、開発部門の支援を受けずに、運用部門だけで実施する。
ウ.運用部門からもシステムの運用に関わる要件の抽出に積極的に参加する。正解
エ.開発部門は運用テストを実施して、運用マニュアルを作成し、運用部門に引き渡 す。

解説

引っ越し先の間取りを、住む人に黙って決めたら後悔するのと同じ。運用部門は「使い続ける人」だから、設計の最初から「ここ運用しづらい」と声を出す権利がある。

なぜ ウ が正解か

要件抽出フェーズは「何を作るか」を決める一番上流の工程。そこに運用部門が参加することで、「監視の仕組みが必要」「この手順は複雑すぎる」という運用視点が設計に織り込まれる。完成してから「やっぱりここ変えて」は大工事になるが、最初に言えれば図面修正で済む。

なぜ ア は間違いか

テスト完了後に説明は「建て終わってから間取り変えたい」状態。一番コストのかかるタイミングで情報を渡しても、もう手遅れ感しかない。

なぜ イ は間違いか

運用テストを支援なしでやるのは「取扱説明書なしで宇宙船を操縦する」試み。開発側の内部仕様や前提条件を知らないまま試験しても、隠れたリスクを見逃すだけ。

なぜ エ は間違いか

開発部門が運用テストをやると「作った人が自分でテストする」という採点者=作問者状態。自分で作ったものの盲点には自分では気づけない——それを確認するのが運用テストの本来の意義なのに。

出典: 基本情報技術者試験 令和6年 公開問題